キムジャン(キムチ作り/김장)の季節
さすがに私でも韓国在住9年目になったのですが、
11月になると、「キムジャン(キムチ作り)が来たか。。」と思います。
特にうちは義宅が農家&田舎の為か、
昔ながらの皆で集まってのキムジャンが行われます。
また、どうやら、結構、規模が大きな方のキムジャンのようです。
韓国の本格的な冬到来直前の風物詩:キムジャン
週末二日間続けてキムジャンの為、義宅へ家族全員で行って来ました(下の子2人は義宅に泊まった)。
今回は義父母とうちはまあ勿論参加として、
義妹や夫の3番目のおばさん(셋째 고모)、近所のおばさん(아줌마)などが参戦しました。
キムジャンが来ると「いよいよ冬か」と思います。
親戚のおじさんの話によると、
農家のキムジャンは『今年の農作業はこれで終わり』という意味、冬に入る合図だとの事。
< 1日目 >
白菜の下ごしらえ
量や規模、動員人数などによるのかもしれませんが
うちの場合は2日に分けてキムジャンをします。
1日目はまずキムチ作り用の白菜を下ごしらえ。
白菜を半分に切り、
茎の部分に切り込みを入れ、
容器に入れていきます。
その上に塩をふりかける。
それを繰り返します。
白菜が十分溜まったら、その上に重しをのせて12時間程度寝かせます。
その他、翌日使うタレ(ヤンニョン/양념)作りの為の材料を切ったり潰したりしておきます。
2日目(キムジャン)
①ヤンニョン(양념)作り
この赤いのがキムチに使うタレ(ヤムニョン/양념)。
これに白菜をつけるといずれキムチとなります。
家庭や地域でも多少違うんだと思いますが、
ここには
☆唐辛子の粉
☆大根(のすりおろし、切ったもの)
☆にんにく(をミキサーにかけたもの)
☆ネギ(細かく切ったもの)
☆アミの塩辛
☆梅シロップ
☆塩
☆水
などが入ってます。
②キムチ作り
ここで各自作業。
白菜の葉っぱ一枚一枚の間にも、きちんと味がつくように、タレをまんべんなくつけていきます。
ゴム手袋(あるいはビニール手袋)必須。
うちは子どもたちがしたがる時には一緒に作業させてます。
(周りの親戚はむしろ邪魔っぽい感じでいるけど私が接近的にさせてる)
幼い頃からこういうのに慣れておくのは良い事かなと。多分彼らが大人になる頃にはキムジャンはだいぶ減ってしまってると思いますし。
特に1日目の白菜下ごしらえには、
シオモニ(義母)と私、子どもたち3人で仕上げました!
その辺の大人より余程気が利いていて(親バカ)十分労働力になる!
チームワークもばっちりでした。
こんな感じでどんどん詰めていきます。
これはキムチトン(キムチ用容器)。
これに作ったキムチを詰め、各自持ち帰ったり保存したり。
ちなみに、末っ子も手伝いをたくさんしてくれました。
白菜を運んだり、白菜を洗ったり。
塩をかけたり。
作業済みの容器を洗ったり。
(キムチ作りには関心を示さず参加しませんでしたが)
お疲れ様。写真はコモ(父方のおば)と一緒に。
ここでポッサムキムチ。
キムジャンが一息つくと、皆でポッサム(ゆで豚)と出来たてのキムチ、アミの塩辛などを頂きます。
以上、全身筋肉痛のクンミョヌリ(큰며느리/長男の嫁)がお送りしました。