数日前、韓国のTV局KBSに、
今韓国で問題となっている新興宗教・新天地教会の教祖が出演したそうです。そこで土下座したとの事。
また、その時つけていた、「朴槿恵サイン入り」の腕時計について、新天地教会と朴槿恵との関係を匂わせるものかと、韓国で大騒ぎになっています。
今や日本でもおそらく多くの方々が知るところとなった韓国の新天地教会。
コロナ19の件があるまで、色々と疎い私は、全く名前も知りませんでした。
が、コロナ19の大邸での感染者爆増を通して、
気がつけば前に比べ、新天地教会について詳しくなってしまっています。
ただ、前は新天地教会については全く知らなかったとは言え、
韓国に来てある程度経ってからは、
特に子どもたちが幼稚園&小学校にあがる頃から、
「韓国のキリスト教会は怪しいところが多い」とはずっと感じ、気になっていました。
と言うのも、
子どもたちが遊ぶ小学校すぐ横の公園にも
当然のように宗教勧誘のおばさんたちがいるのですが、
常日頃、おばさんたちが、子どもへ声をかけて、お母さんの電話番号を聞き出したり勧誘したりしている姿を普通に見かけていたからです。
しかし、韓国の宗教に疎い私は、宗派その他違いについても全く分からず、
どこの教会が怪しく注意が必要なのか、何をどう気をつけて良いのかなどが分からない為、長い間ずっとモヤモヤし続けてきました。
しかし、今回の件で、
韓国のみならず、国内外でも新天地教会の事が大きく扱われ、その手口や問題など明るみに出ました。
私も今回の件を通して、韓国の今の宗教や注意が必要な教会などについて、
自分の中でようやく少し整理する事が出来ました。
生活の中にみる韓国の宗教
韓国はキリスト教徒が多いと言われます。
韓国・清州市に来たばかりの頃、市内至る所に教会(十字架がある建物)があるのを見て驚きました。
私の地元は長崎なのですが、
そして長崎は仏教のお寺やキリスト教(カトリックとプロテスタント)の教会などが多く混在している独特な地なのですが、
そんな地に生まれ育った私から見ても、
韓国では教会があまりにも多く、そして明らかに変わった雰囲気の所ばかりでした。
清州市にみる宗教
突然ですが、清州市には、外国人の人口が多いです。
中でも、日本でも有名な合同結婚式のある宗教により結ばれ結婚した方々の割合がかなり多いです。
ソウルや釜山などなら仕事の関係その他、外国人が来る理由が多くありますが、
地方都市・清州市の場合は、ほぼ、理由は結婚です。
その中で、恋愛結婚もしくは宗教により結ばれた結婚と2つに分かれます。
私もこちらで知り合ったその宗教の方が数人います。
多文化センターといった「国際結婚を通して集まる場所」には大抵、その関連の方々がいるので、自然にその知り合いは増えます。
この方々から、直接被害を受けたという事は私はありませんが、中には何かしら不快感を味わったという方の話も聞いた事はあります。
結婚で韓国に来て個人的に新しく知り合いが出来る場合、
普通はやはり日本人が比較的多くなります。
そして、清州市の場合、その半分くらいはそちら関係の方々なので、直接関わる事も多くなり、
どうしてもその宗教の方ばかりを警戒しがちになるのですが、
韓国に長年住むようになると、
どうやら、実はそれ以外にも怪しい教会が結構あるようだと感じてきます。
先程お伝えした通り、子どもに対して勧誘が増えて来ます。
先程の電話番号を聞く以外でも、
ティッシュが配られたり、キャンディーをもらったり。
時々は、フリーマーケットといった催し物の案内のチラシをもらってよく見ると、場所や主催がどこかの教会だったり。
ただそれが、よく他にピアノや公文などの勧誘も
同じ場所で同じような方法で頻繁に行われている為、
(特に新学期、入学時)
いつ誰が勧誘しているか分かりにくく紛らわしかったりもします(疲)。
私がずっと分かりにくかった「キリスト教」と「教会」という言葉
その中で、私が特に分からなかった事は、
キリスト教(기독교)と教会(교회)という言葉です。
韓国では、
「プロテスタント(개신교)」と
「キリスト教異端(이단)とされるもの」あるいは「新興宗教」とは、
同じように「キリスト教」「教会」という言葉を使います。
「カトリック教(천주교)」またその場所も「聖堂(성당)」と明確に違いがあるんですが、
※「가톨릭」という言葉もあります。
プロテスタントも異端も同じように「キリスト教」「教会」と言うので、
その見分け方にずっと悩んでいました。
「韓国の今日の宗教②」に続く
思っていたより長くなったので、ここで一旦終わり、
この続きは次回の記事「韓国の今日の宗教②」にまとめます。