先日、話題の韓国映画「기생충(寄生虫)」を家で見ました。
日本でのタイトルは「パラサイト半地下の家族」です(日本では2020年1月に公開)。
今日はその感想について書いてみます。
(ネタバレなし)
韓国映画「パラサイト半地下の家族」とは?
「パラサイト半地下の家族」は、
第72回カンヌ国際映画祭で韓国映画初となるパルム・ドール賞を受賞した事もあり、
今年、韓国で大いに話題になった映画です。
(元々の映画タイトルは「寄生虫(기생충)」ですが、ここからは日本のタイトル「パラサイト半地下の家族」で書いていきます)
簡単なあらすじ
失業中のキテクは家族と細々と暮らしていた。ある日、キテクの息子のギウが裕福なパクという男の家の家庭教師として働くことになるが、そこから予期せぬ事件に巻き込まれ始める。
-------------
(ウィキペディアより抜粋)
映画の感想
私は正直、映画は詳しくありません。
韓国映画に限らず、元々邦画も洋画もあまり知りません。
(そしてどちらかといえば韓国映画はそんなに好みではありません)
これも積極的に見た訳でなく、
夫が「携帯電話のポイントが貯まってたから、この映画を見たけど、お前見る?金曜日まで」というので
とりあえず見始め、最初は義務的に見ていたのですが、
途中から最後までは、ハマって一気に見終わりました。
ただ見終わった後は、数日間、余韻が残っていました。
それは爽快感や胸が熱くなる余韻などではなく、
韓国らしい容赦のない世界というか、何とも言えないものがあるというか、圧倒されるというか、、
決して心地よいものではなかったですが、とにかく凄まじさ、圧倒する力はありました。
衝撃的な作品と言って良いと思います。
< ジャンル >
他の感想でもよく見ますが、
この映画はジャンル分けが難しいです。
コメディー要素、笑いあり、
ホラーあり、
サスペンスあり。
流れで行くと、
最初はコメディーから始まり、途中からサスペンスに変わり、ホラーになります。
< 韓国の現代社会を描いてもいる >
韓国の上下関係や身分、格差社会など、
韓国の現代社会を描いてもいます。
韓国人や韓国在住の人には分かる、
韓国社会が持つ闇というか、巣くうもの。
それがホラーにもつながっている気がします。
映画のヒント
邦画タイトルの「半地下」について。
韓国の住居形態の1つに、「半地下」があります。
完全に地下ではなく半分くらいらしいのですが、
ワンルームで安い為、
一人暮らしの学生などでも利用する事がある(あった)と聞いてます。
この映画では、主人公とその家族は「半地下」に暮らしていますが、
それが非常に象徴的に印象に描かれています。
もう一つは、匂い。