花束を君に/韓国清州だより

2010年~韓国在住。夫(韓国人)と子ども3人(長女2010年生/次女2012年生/長男2014年生)私の母との6人暮らしin清州。

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1月の扉絵2020。

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今年の1月は2回めでたい。

 

새해 복 많이 받으세요!

(新しい福を沢山受けて下さい)

(=明けましておめでとうございます)

 

上記の韓国語は、韓国でお正月や年末年始の挨拶に使われる表現です。

 

1/25(土)。韓国では旧暦のお正月,설날(ソルナル)でした。

韓国の暦は主に旧暦が使われる為、お正月は1/1ではなく1/25となります。

(毎年、日程が変わります。今年については旧暦の1月1日に当たる日が1月25日でした)

 

1/1はお休みでしたが、当日のみ休みで、

12/31も1/2も普通に会社や学校はあります。

 

何となく不思議な感覚ながらも、

 

1/1は「明けましておめでとうございます」、

1/25は” 새해 복 많이 받으세요 “と、

 

私にとっては2回めでたい2020年の1月でした。

 

とは言え、韓国の嫁たちにとっては설날(ソルナル)はめでたくはないのが正直なところ。

 

最近では韓国のお正月は過ごし方が多様化していますが、

 

まあやはり多くは、

家族で集まり、お正月を迎える準備(茶礼の儀式、法事料理など)で慌ただしいだろうと思います。

 

韓国ドラマをよく見る方は何度か見たことがあるかもしれません。 

嫁は、ジョン(전)と呼ばれる法事料理を作る作業に追われます。

 

うちもご多分にもれず。

1/24は朝から準備。義宅でジョンを焼きまくります。

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集まる親戚の規模、またそこのお宅の考え方により、作る量もかなり変わって来ます。

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うちはシハルモニ(義祖母)が亡くなってからは、こちらに寄る親戚もだいぶ少なくなり、作る量はかなり減りました。

 

とか言うと、いかにも私ずっと嫁として従事してるようですが、

 

うちは今年も夫がほぼ作ってくれてました(笑)

※先程の写真の手は夫の手です。

 

嫁いだ最初の頃は何をどうするか訳わからず、

すぐ子どもが生まれ、

そのまま2年毎に下の子たちが生まれ、

〜というのを繰り返しているうち、

 

私はほぼ作る事がないまま時間が過ぎていきました。

 

数年前くらいまでは夫や義弟、義弟嫁が大抵やってくれてました。

 

夫や義弟たちは結婚前から義母の手伝いをしていたらしく、手馴れています。

 

※が、命日の法事料理の時には、ここ数年は私が作ってます。念の為。

(この法事料理は盆も正月も命日も全て同じものをつくるのです。仮に祥月命日をきちんとするお宅ならば、毎月これを作るのか。。苦笑)

 

 

お正月:茶礼(チャレ)の儀式

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 当日は、朝早くから家族・親族で集まり、「今年も健康であるように」と茶礼(チャレ)が行われます。

 

その日はうちを朝7時に出て義宅へ向かいました。

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茶礼(チャレ)が終わった後、

子どもたちはその場で長である義父(シアボジ)、そして義母(シオモニ)へお辞儀をし、

お年玉を頂きます。

 

(ちなみに子どもたちのお年玉やお小遣いは、

私が定期的に各自の銀行口座にしっかり貯金してます!細々とですが貯めております)

 

お正月の食べ物:トックッ(떡국)

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最後に、韓国のお正月に食べる物として代表的な食べ物であるトックッ(떡국)という餅スープをご紹介します。

 

「餅が入った汁物」という点では日本のお雑煮とよく似ていますが、

 

形も食感も味も異なるので、全く違うものとなります。

 

韓国では細長い七五三の飴のような長い餅が使われ、それを薄く切ってスープの中に入れます。

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もち米は使われず、米で作られた餅なので、味も食感もかなり違います。

 

これは新暦の1月1日にも、旧暦のお正月にもどちらも食されます。

 

今回のまとめ

今回はお正月を終えたばかりだった事もあり、

韓国のお正月について、また食べ物についてご紹介してみました。

 

今年からは、各月の扉絵では、韓国文化も合わせてご紹介していきたいと思います。