今年の1月は2回めでたい。
새해 복 많이 받으세요!
(新しい福を沢山受けて下さい)
(=明けましておめでとうございます)
上記の韓国語は、韓国でお正月や年末年始の挨拶に使われる表現です。
1/25(土)。韓国では旧暦のお正月,설날(ソルナル)でした。
韓国の暦は主に旧暦が使われる為、お正月は1/1ではなく1/25となります。
(毎年、日程が変わります。今年については旧暦の1月1日に当たる日が1月25日でした)
1/1はお休みでしたが、当日のみ休みで、
12/31も1/2も普通に会社や学校はあります。
何となく不思議な感覚ながらも、
1/1は「明けましておめでとうございます」、
1/25は” 새해 복 많이 받으세요 “と、
私にとっては2回めでたい2020年の1月でした。
とは言え、韓国の嫁たちにとっては설날(ソルナル)はめでたくはないのが正直なところ。
最近では韓国のお正月は過ごし方が多様化していますが、
まあやはり多くは、
家族で集まり、お正月を迎える準備(茶礼の儀式、法事料理など)で慌ただしいだろうと思います。
韓国ドラマをよく見る方は何度か見たことがあるかもしれません。
嫁は、ジョン(전)と呼ばれる法事料理を作る作業に追われます。
うちもご多分にもれず。
1/24は朝から準備。義宅でジョンを焼きまくります。
集まる親戚の規模、またそこのお宅の考え方により、作る量もかなり変わって来ます。
うちはシハルモニ(義祖母)が亡くなってからは、こちらに寄る親戚もだいぶ少なくなり、作る量はかなり減りました。
とか言うと、いかにも私ずっと嫁として従事してるようですが、
うちは今年も夫がほぼ作ってくれてました(笑)
※先程の写真の手は夫の手です。
嫁いだ最初の頃は何をどうするか訳わからず、
すぐ子どもが生まれ、
そのまま2年毎に下の子たちが生まれ、
〜というのを繰り返しているうち、
私はほぼ作る事がないまま時間が過ぎていきました。
数年前くらいまでは夫や義弟、義弟嫁が大抵やってくれてました。
夫や義弟たちは結婚前から義母の手伝いをしていたらしく、手馴れています。
※が、命日の法事料理の時には、ここ数年は私が作ってます。念の為。
(この法事料理は盆も正月も命日も全て同じものをつくるのです。仮に祥月命日をきちんとするお宅ならば、毎月これを作るのか。。苦笑)
お正月:茶礼(チャレ)の儀式
当日は、朝早くから家族・親族で集まり、「今年も健康であるように」と茶礼(チャレ)が行われます。
その日はうちを朝7時に出て義宅へ向かいました。
茶礼(チャレ)が終わった後、
子どもたちはその場で長である義父(シアボジ)、そして義母(シオモニ)へお辞儀をし、
お年玉を頂きます。
(ちなみに子どもたちのお年玉やお小遣いは、
私が定期的に各自の銀行口座にしっかり貯金してます!細々とですが貯めております)
お正月の食べ物:トックッ(떡국)
最後に、韓国のお正月に食べる物として代表的な食べ物であるトックッ(떡국)という餅スープをご紹介します。
「餅が入った汁物」という点では日本のお雑煮とよく似ていますが、
形も食感も味も異なるので、全く違うものとなります。
韓国では細長い七五三の飴のような長い餅が使われ、それを薄く切ってスープの中に入れます。
もち米は使われず、米で作られた餅なので、味も食感もかなり違います。
これは新暦の1月1日にも、旧暦のお正月にもどちらも食されます。
今回のまとめ
今回はお正月を終えたばかりだった事もあり、
韓国のお正月について、また食べ物についてご紹介してみました。
今年からは、各月の扉絵では、韓国文化も合わせてご紹介していきたいと思います。